基本のゼンタングルの描き方⑦シェーディング2 ポークルート!
さて、では最後に残ったポークルートのシェーディングです。
ゼンタングルは、前後にtangleが交差するときがあります。その場合、前後が綺麗に見えるよう、前のものを明るく、後ろのものには前のものの影がつくようにシェーディングしていきます。この時も、鉛筆で影をつけて、擦筆でぼかします。
では、そんなポークルートの出来上がりです。
下の2つは、上下の関係がないので、右から光が当たっただけのようにシェーディングしています。(ゼンタングルは光源を意識しないので、好きな方から光を当てた設定にして大丈夫です)
下から3列目になると、2つのポークルートの重なりが出てきます。
このとき大切なのは、『先に書いた方が前になる』ということです。形が全部見えているものが、前になります。
ということで、下に重なっている右側に、左側から落ちる影も加えました。
下から4列目は、ちょうど2個並んでいるので、前後は考えなくていいです。接しているところに少し影を入れると綺麗に見えます。
下から5列目は、3つがかさなっています。ここでも、最初に書いたのは一番左のもの。次が真ん中、最後が右、なので、その順に影を落とすようにしてシェーディングしていきます。
さて、下から6列目、上から2列目。少し厄介な重なり方をしています。
一番前→一番左と一番右
二番目→左から二番目は、
最後→右から二番目、です。
書いた順(完全な形でのポークルートから考えた重なりの順)によく注意しましょう。
ここは右から二番目が一番後ろにくるので、ポークルートそのもののシェーディング、プラス、左右からの重なりの影もつけます。
一番前の2つは、自然なポークルートのみの陰影です。
二番目の左から二番目は、一番左からの陰影もプラスしましょう。
そして、一番上の列です!
こちらで一番ポイントになるのは、一番右のポークルートです。下の列のポークルートともかさなっているので、その部分の影も足しましょう。
ほかは、これまでと同じように、接してる面に少し陰影をつけたり、下になる右から二番目のものに影を足したり。
これで完成です。
ゼンタングルのシェーディングで重要なのは『前後関係』です。後ろのものには前のものの影がプラスされます。しかし、『完璧に丸っと描いているタングル=一番前』の基本をしっかり覚えておけば、そんなに迷うこともありません。
この解説で分かりにくかったりしたら、ぜひご連絡くださいね。
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