about Zentangle

Zentangle®️ - ゼンタングルとは?

ゼンタングル(Zentangle)は、簡単なパターンを繰り返し描くだけでどなたでも美しいアートが楽しめるメソッドです。難しい技法は使いませんので、絵心がなくても大丈夫。『i C O S』・・・このストロークを書ける方なら気軽にチャレンジしていただけます。『描くヨガ』『描く写経』などと呼ばれており、マインドフルネス効果も期待できます。

『ゼンタングル』とは、Zen(禅)とTangle(絡まる)を合わせた造語で、ヨガや瞑想のように、日常生活で取り入れるリラクゼーションの方法として、2004年にアメリカ在住のリック・ロバーツさんとマリア・トーマスさんによって創られました。

決まったパターンを構成する、線を引くことで心を落ち着けるもので、また、ひとつひとつの作品がとても小さいです(一般的に使うタイル(用紙)で一辺9センチくらいの正方形)。なので必ず完成します。この、『必ず完成する』ことでリフレッシュできたり、日々自己肯定感を持てます。最近では、不安の軽減に効果があることがわかりました。ヒーリングアートとして注目されています。


Spirits of Zentangle

ゼンタングルの精神 - 10 to zen

私がゼンタングルを初めて教わった時、繰り返し先生に言われたのが、『ゼンタングルには間違いはない』『お手本はない、みんな違ってみんないい』ということでした。間違いはない、全てが個性。お手本を意識するのではなく、それぞれの作品性を大事に。比較するのではなく、お互いに認め合う。そして、『感謝に始まり、感謝に終わる。』

この精神にとても共感して、ゼンタングルの世界にハマっていき、いずれは周りに私から広めていきたい、と思うようになりました。

素晴らしい道具、描くことを楽しめる時間、取り巻く全ての環境に、そしてやってみようと思った自分自身に感謝しましょう。

『絵は苦手・・・』と言っていたそこのあなた、「描けた!」と、実感していませんか?そんな自分を褒めましょう。そして、全てのものに、再度感謝しましょう。

その精神を10個の項目にまとめたのが、10 to zen です。(公式サイトでの記事はこちら。※英語記事です)

私の受け取り方も入った上での、10 to zenの翻訳は以下です。


10 to Zen

1.Let go of comparing

 - 他人と比較しない。

2.Let go of competing

 - 誰かと競わない。

3.Let go of judgements

 - 否定的な判断に委ねない

4.Let go of anger

 - 自分のことを怒らない。

5.Let go of regrets

 - 後悔しない。

6.Let go of worrying

 - 無闇に不安にならない。

7.Let go of blame

 - 自分を責めない。

8.Let go of guilt

 - 罪悪感から解放される。

9.Let go of fear

 - 世の中に怯えるのをやめる。

10.Have a proper belly laugh at least once a day.

 - 1日1回は、心の底から笑う。


とても前向きになれる、日常にも活かせる言葉だと思いませんか?

 "Let go of" で簡潔に表されているのも、こちらの受け取り方に委ねるゼンタングルの自由な精神を表していると思います。

Zentangleの特徴

ゼンタングルは、誰かと競うために、優劣を付けるために描いているわけではありません。お互いを尊重し合う世界です。

一本の線を引くことに集中して、頭を空っぽにして、リラックスしてマインドフルネス効果を得ましょう。失敗したと思った線から、思いがけない新鮮な展開が待っているのです。

もちろん、パッと見ただけで目を奪われる、素晴らしいものを作る方もたくさんいます。

「どうしたらあんな風に描けるの?」

そのお手伝いするために、私たちCZTがいます。是非一度CZTの講座を受講して、ゼンタングルの本質を学びましょう。

また、締め切りに追われたり、大きな紙を埋める義務感を感じたり、苦しみながら描くのはゼンタングルの精神とは違います。私はどうしても描く気になれない!時は、お休みします。

完成したゼンタングルは、お部屋に飾ったり、ファイルにして時々眺めたり、SNSなどにアップして世界中のゼンタングル愛好家と作品を共有しましょう。ハッシュタグにzentangle と入れると、目にとまりやすいです。

慣れてきたら、布製品にゼンタングルをあしらったり、ノートの表紙をタングルで飾ったり、という楽しみもあります。

ゼンタングルについてもっと知りたい、もっと学びたいという方は、ゼンタングル公式ページ (英語) https://zentangle.com をご覧ください。

※ゼンタングルという名前は国際的に商標登録されていますので、ゼンタングルという名を掲げてお金をとって教えることはできません。習う方も必ずCZTから習うようにしましょう。

Zentangle用語集

(A〜Z順です)

Border:タイルに最初に書く四角い枠。

Corner Dots:Borderを引く前に置く、四隅の点。

Deconstruct:あるものをよく見て置き換えて、新しいtangleを作り出すこと。

Deliberate:よく考えて、tangleを慎重に描くこと。Zentangleの上達への一番の近道です。

Ensemble:複数のタイルを、並べた時に大きな一つのタイルになるよう、繋がるストリングで書いたもの。

Mosaic:複数のタイルを、グループで合わせて、違う表情を楽しむこと。

String:ストリング、tangleを区分けする線。

Tangle:タングル。模様、パターンなどを、Zentangleメソッドにより書き方を単純化したもの。

Tile:タイル。Zentangleを描く用紙です。

Zentangle®️:Zentangle公式。私も公式に認められてCZTになれたら、®️をつけてよくなります。←2019年12月、なれました!